散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

すばらしき映画音楽たち

f:id:eigaseikatsu:20190209040935p:plain

映画音楽家とは、作曲家にして、新たな音像の研究家、発明家、埋もれた楽器を発掘する考古学者か。
アプローチは様々に、映画に“魂”を吹き込み、観客の“目線”を振付る珠玉のメロディーは生み出される。

サイレント映画に伴奏されるピアノやシアターオルガンの時代から、オーケストラが導入され、ジャズなどのバンドサウンド、フォークやロックやシンセにまで革新を続ける映画音楽の歴史。

70年代は間違いなくジョン・ウィリアムズの時代だった。
ならば現代、1人名前を挙げるとすれば?ハンス・ジマーで異論はないだろう。
オーケストラと電子音楽の融合。フレーズの反復に、絶え間ないビート。
“まるでオーケストラの弾くレッド・ツェッペリン”とは言い得て妙。


☆3.5

(2017/09/28)