2019-02-08 ボヴァリー夫人 映画ポエム ミア・ワシコウスカ。フォトジェニー。ポルノグラフィが喚起し得るエロスを凌駕するシネマトグラフの甘美。眼福。至福の時間。 個人的な感傷もある。まるで超新星のように、眩い光で人生を照らし瞬く間に燃え尽きた初恋の日々を追想させる。白い肌に、クッと口角を上げる微笑みが、同じ場所には留まることなく旅を続ける彼女の影と重なり合う。 少女性が失われない稀代の女優により、無垢で凡庸で愚かしい愛の欲求は体現される。 ☆4.2 (2017/08/30)