リメイクものの勘所、オリジナルテーマのリアレンジとタイミングが、程よく、絶妙で、心躍る。
ゴーストの造形における驚きや、本筋のストーリーのダイナミズムに物足りなさを感じるところもあるにはあるが、カメオ出演、オマージュの数々と名“コメディエンヌ”たちのギャグの応酬が引っ切り無しで、ずっとめっちゃ楽しい。
画期的と言わざるを得ない男女逆転の“ヒーロー”映画をごく自然なものとして標準化してみせたことに感心させられるし、そんな批評性に言及するまでもなく“グッドガールズ”4人組が魅力的で、やっぱめっちゃ楽しい。
卑下して媚びて“女”を安売りする笑いには生じ得ない、爽快感!
下品も“品”。パンキッシュ「女性の品格」をより顕在化させる笑いを、続編では期待したい。
☆3.7
(2017/7/01)