理想的な女の子に恋はしても、彼女の変化を押しとどめている状態を愛には数えられない。
ジョナサン・デイトンとヴァレリー・ファリスの監督コンビは夫婦で、脚本、主演のゾーイ・カザンとポール・ダノは長年のカップル。
彼女たちによる、愛についての考察。
“THIS IS NOT A LOVE STORY.
THIS IS A STORY ABOUT LOVE.”
過去の栄光からステップアップできずに足踏み状態の彼。
移り行く日々の明日も明後日も、彼女にとって恋をするに値する男で在り続けなければ、「恋」「愛」の足並みは揃わない。
自分のペースでは追い付けない、一度破たんしてしまった恋愛ならば、その修復を諦めることが彼女に贈る最後の愛情だということを、知る。
☆Review
(2016/08/25)
