散文とロマンティック

旧映画生活の備忘録

おもいでの夏

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ミシェル・ルグランの音階は、時代を超えて、すべての人にノスタルジーを喚起させる。
脚本家の自伝的映画は、すべての男の子の原初的体験に。
その憂いを帯びた瞳の美しいおとなの女の人は、生涯の憧れとして心に焼き付いたことだろう。

海辺の丘の一軒家。ひと夏の経験を、ソフトフォーカスのおぼろげな青が回顧する。
ありもしない遠い夏の日に、思いを馳せる。 


☆Review

(2016/08/19)